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11月17日

『不登校の子を持つ

保護者のための講演会』

 

 11月7日(日)、浦和の埼玉会館にて『不登校の子を持つ保護者のための講演会』が行われました。当日は約三〇〇名の参加者が集まり、「むさしの学園」も、県内代表団体の一つとして、会場にブースを設置。お父さん方がブースの組み立てをテキパキと終え、お母さんたちが、訪れた方々にパンフレットを渡したり会場に誘導したりと、働いてくださいました。
 第一部は、むさしの学園と関わりの深い早稲田大学大学院の嶋田洋徳先生の講演。認知行動療法の視点から、不登校に陥った子どもへの具体的な支援を解説。親たちの気持ちのゆとりが重要である事も子どもを支える上で大切だと、説かれていました。解ってはいるけれど、「ゆとり」を持つのは簡単ではありません。『親サロン』のような場が、繰り返し繰り返し「息継ぎ」できて、親たちが少しでも元気になれる場として機能することが大切なのだと、改めて思ったのでした。
 第二部・「不登校関係者(フリースクールや親の会、教育委員会)からの報告」を挟み、第三部ではむさしの学園代表・望月が進行役となって、「不登校関係者と会場参加者とのフリートーク」が行われました。フリースクール、親の会、教育委員会、小学校と中学校の校長先生というパネラーを前に、会場から寄せられた質問をぶつけていきます。「不登校」への取り組みに如何に力を入れているかを語る行政関係者。しかし会場は、「不登校という状態」にある我が子を抱える家族を「誰が」「如何に」支えてくれるのか、その現実を聞きたい。第三部は、この噛み合わないやりとりにより、「不登校」を取り巻く問題の一つを浮き彫りにしたといえるでしょう。

           


11月14日(日)・12月12日(日)
 

『子育てに悩む親たちの集い』

第4回・第5回

(埼玉県社会福祉協議会

「ひまわり基金助成事業」)、終了

 

 11月14日(日)・12月12日(日)の二回に亘り、『子育てに悩む親の集い(埼玉県社会福祉協議会「ひまわり基金助成事業」)』を開催。両日ともに、30名程が参加しました。当日は、「ひと塾」メンバーや学園保護者のお父さん・お母さん方が、受付やパネラーとして活躍。相談会では、自らの体験を交え、アドバイスをしたり、参加者の話に耳を傾けたり…重なるところの大きい悩みを共有する者としての言葉が、参加した方々には深く沁みこんでいったようでした。
 小学校は6年、中学校は3年で卒業。学校の先生は、その限られた時間の中で生徒のために奮闘しています。卒業までに、再登校なり進学先を見つけるなりさせなければ、と焦ります。こうした思考は、卒業後まで視野に入れてはいない「学校」のならではのものと言えます。しかしなぜか、親も子も、その学校のペースに巻き込まれてしまうのです。教師と生徒の関係は、中学校なら3年間で終わり。けれど子どもの人生は、3年で終わる訳ではありません。70年、80年と続く人生の中のほんの数年間。学校に行けるに越したことはないけれど、そうでない場合、親までが「学校」のタイムリミットに囚われる必要はありません。親と子の関係は、エンドレスなのですから。
 今回、特に高校生の子を持つ親から、「この先親が居なくなったらと思うと不安」と言う声が上がりました。子どもの年齢が上がるほど、こうした悩みは深刻になります。教師と子どもにとっては、「今」学校に行けるかどうかが問題になりますが、親と子にとって重要なのは、5年先、10年先の未来、子どもが自立できるかどうか、ではないでしょうか。この長丁場を共に乗り切るための「親サロン」であり、「親の集い」。親たちが、「ひと塾」と学園保護者の活動によって力を得る―。困惑し、支援を求める側であった「ひと塾」の親たちが、今は支援する側に居ること。それは、今悩んでいる親たちにとって何よりも誰よりも心強い味方となるものではないでしょうか。

       


活動報告(10月〜12月)

&

次号予告♪

 

 10月〜12月、むさしの学園、若者サロン、「ひと塾」では多くの行事を行いました。HPでも、これらの行事・イベントの写真をご紹介しています。また、写真を掲載した活動の他に、11月13日(土)にはフットサル大会、12月19日(日)には「冬まつり〜クリスマス会」を行いました。クリスマス会では、保護者の皆様及び「ひと塾」会員の皆様より学園と若者サロンのメンバーにクリスマスケーキを頂きました。皆様、ありがとうございました。クリスマス会の様子は、次号にて詳しくご紹介いたします。お楽しみに♪

 

  


ご報告

副代表・柴田より

 学園副代表・柴田です。この会報を書いているのも私ですが、今日は改めて筆を執らせて頂きました。

 私事ですが、11月に資格取得のため、実習があり、学園生、保護者の皆様、若者サロンメンバー、「ひと塾」の皆様には、ご迷惑をおかけしました。皆様のご協力のお陰で、無事実習を終える事ができました。この経験を、今後、学園の活動に活かしていきたいと思います。
 11月は沢山の行事がある中、皆様のご理解のお陰で、何とか実習を行えました。改めて、「ひと塾」と学園保護者の皆様の存在を心強く、有り難く感じています。
 学園スタッフだけでは、どんな行事も成功は在り得ません。そして、それらの活動が、皆様の負担ではなく、楽しみの一つになっていたらいいな、と願ってやみません。今後とも、むさしの学園(と、不肖・柴田)を、よろしくお願いいたします。

  


10月17日(日)

バーベキュー

今回は写真だけですm(_ _)m

                                                 


11月21日(日)

フリーマーケット

今回は写真だけですm(_ _)m

                 


12月4日(土)

テニス

今回は写真だけですm(_ _)m