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川口市で「子育てになやむ親の集い」開催
 平成18年(2006年)7月9日(日)、川口市の「キュポ・ラ」で「子育てになやむ親の集い」が開催される。講師は「むさしの学園」代表理事の望月泰宏。主催は「川口不登校・ひきこもり・ニート支援ネットワーク」。

「川口の子育てに悩む親の集い」
日時:18年7月9日(日)午後1時半〜午後4時
会場:川口市「キュポ・ラ」(JR川口駅東口)
講師:望月泰宏(むさしの学園代表理事)
参加費:500円
不登校・ひきこもり・ニート支援で結束 川口に団体横断組織

心理・就業・子育てなど複合的対応目指す

 川口市のNPOやボランティア団体などが集まり、「川口不登校・ひきこもり・ニート支援ネットワーク」を設立した。現状 からの脱却を望む本人や親をサポートするのが目的で、子育て相談や心理カウンセリング、就業相談などへの複合的な対応を目指す。活動の第一歩として、川口市で7月9日、県ニート対策検討委員会の委員を務めた望月泰宏さんを講師に招いた「子育てに悩む親の集い」を開催する。
 小中学校の不登校はこの5年間の平均で、県全体で7562人、川口市では651人に達している。通学も仕事もせず、職業訓練も受けていないニートも、県内で約3万7000人(2005年度の県推計)に上り、社会問題になっている。
 ネットに参加しているのは、川口青年会議所や県カウンセラー協会、家庭サポートネットなど、川口市を拠点とする9団体と、県の子育てアドバイザー、経営コンサルタントの2個人。
 川口青年会議所の事業で一昨年と昨年、不登校児支援に取り組んだ砂沢学賦さん(34)らが、活動の中で「悩みを話せる場がほしい」「どこに相談したらよいか」といった声をしばしば聞いたことから、それに応えようと他団体に呼び掛けたのが結成のきっかけだ。
 こうした横断的な仕組みは、これまで市内にはなく、各団体が個別に行ってきた活動をつなぐことによって、今後は、一度に多方面からのアプローチが可能になる。
 不登校や引きこもりの子供、親の相談に乗っている家庭サポートネット代表の谷川恵子さん(54)は「不登校もニートも、100人いれば100通りの原因がある。一人でも多くの“社会復帰”の力になりたい」と意欲的に話している。
 望月さんは、不登校、引きこもりの子供たちや若者を支援する志木市のNPO「フリースクールむさしの学園」の代表理事。
「子育てに悩む親の集い」は7月9日午後1時半〜4時、JR川口駅東口の「キュポ・ラ」で開催する。川口市内に限らず、これらの問題に関心がある人の参加を歓迎する。参加費は1人500円。問い合わせなどは、砂沢さん(080・5673・9787)、谷川さん(090・3223・5309)へ。
平成18年(2006年)年6月15日 読売新聞
NPO法人フリースクールむさしの学園「発信21」
平成17年(2006年)6月号より転載


「第6回 〜不登校・発達障害・引きこもり等〜 子育てになやむ親の集い」
「第7回 子育てに関わる団体があなたと一緒に考える会」
日 時  :  5月21日(土) 午後1時30分〜4時30分
場 所  :  朝霞市産業文化センター
 (東武東上線朝霞台駅、JR武蔵野線北朝霞駅下車、徒歩5分)


「第5回 子育てになやむ親の集い」
「第6回 子育てに関わる団体があなたと一緒に考える会」

 3月19日(土)、川口・中央ふれあい館において「第5回子育てになやむ親の集い」が行われ、20名以上の参加者がそれぞれの地域から集まった。「第5回子育てになやむ親の集い」ではNPO・行政、それぞれの取り組みについての報告があり、「第6回子育てに関わる団体があなたと一緒に考える会」では、「不登校」「発達しょうがい」についての2つの分科会に分かれ、参加された方々同士で話し合う時間を共有することが出来た。

 3月19日(土)、川口・中央ふれあい館で「第5回子育てになやむ親の集い」が行われた。

田中泰江さん・・・朝霞手をつなぐ育成会
 障害があると「かわいそうだ」とか「大変だ」というような社会的な認識があるが、「“しょうがい”って何だろう?」ということを考えてみると、周りの人たちがその子の事をよく理解しているかどうかによって“しょうがい”というものの本質が変ってくるということに気付く。色んな子どもがいるように、しょうがいを持つ子の親も皆、違った経験や経緯を持っている。
 子どもと一緒に遠出できないんだったら『地元で』何かやろうと思った。『子どもを“変える”ことができないなら「社会を」変えればいい』。
 見方を変えれば“苦しく”なくなった。『お母さんが笑ってなくちゃ、子どもは辛い』。今では本当にそう思う。  何もしないと「苦しいよ」とか「困ってるよ」というのが伝わらない。ひとつひとつの親の会は小さなものでも、横のネットワークをつくることで、大きな講演会なども出来るようになった。

増田良枝さん・・・NPO法人越谷らるご フリースクールりんごの木
 90年、当時は不登校をしている子どもたちの居場所が少なかったが、学習塾のスペースを使い週1回フリースペースを始めた。子どもたちが「りんごの木」と名前をつけ、その2年後に「地域の教育を考える市民の会−越谷らるご」を創った。
 2000年、私の息子が中心になってIDEC(世界フリースクール大会)の東京大会に参加した。スタッフよりも、子どもたちの「みんなと野球をしたい」という強い思いから参加を決め、打ち合せなどのために毎日集まれる場所が必要になり、「フリースクールのためのNPO設立準備会」を発足させた。
 周りの見方で、子どもたちはどんどん良くなっていく。大人が勝手に思っていること、考えていることを振り返ってみれば、社会的な時間に縛られている子どもたちの「つらさ」もわかってくるのではないか。

五味宏道さん・・・社団法人 川口青年会議所 不登校問題支援推進委員長
 「自分たちに何が出来るだろうか?」ということを考えていくということからスタートした。
 水上自然体験チャレンジスクールに参加して、「不登校生って普通の子どもなんだなぁ」と驚いた。直接子どもたちと関わって、帰り際に「もう帰っちゃうの?」と言われたりすると、やはり嬉しい。地元のお祭りなどで子どもたちと一緒になって踊ったり発表したりして、ひとつの「達成感」を味わいたい。
 詰め込んだ知識で話したりするのではなく、自分の感じた事などをもとに話していかないと、相手のことも分からないし、自分たちのことも分かってもらえないと感じている。スローガンは『心で語ろう「不登校」』。

斉藤秀一さん・・・朝霞保健所
 “不登校”“とか“ひきこもり”というのは「現象」でしかない。状態そのものを考えると同時に、『どういうことによってその状態にあるのか』ということを整理することが大切。
 “辛さ”の中には、どうも症状的な要因があったという時に、学齢期にもっとその人の声を整理することが出来たら、その人の人生、もっと変っていたのではないかと思ってしまう。“こじれる”前に、よりその方の自尊心が傷つけられる前に、どうにかならないだろうか、ということ。
 「発生予防」としての保健所の役割というものが大きくなっている。



 「第6回 子育てに関わる団体があなたと一緒に考える会」では分科会に分かれ、それぞれ「不登校」「発達しょうがい」について、親同士、自分の体験してきた事や、その過程で辛かったことなど、お互いに共感し、学び合う時間を共有することが出来た。
 

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